乃木坂46『ボーダー』この世で一番愛してるのたぶん自分

 

 

乃木坂46の楽曲で何が一番好き?と問われたら迷いなく『ボーダー』という曲を挙げます。初めて聴いたときからこの曲を愛し続けています。

 

 

 

しかしながら。

 

 

 

ファンの方なら分かってもらえるでしょうが、決して人気がある曲とは言えないでしょう。

 

 

 

ライブで披露される機会も少ないし、ファンの間でも話題に上がることはあまりなくて、そもそもの知名度が低い印象はあります。

 

 

 

こんなにスバラシイ楽曲なのに、日の目を浴びる機会がないのは勿体ないなあとやきもきする常日頃。ということでこの曲を好きだと叫ぶ人間がいまだにいるのだと示すためにここに記録しておきます。

 

 

 

 

曲はこちらから聴けます

https://youtu.be/6pPJtkGl8lA?si=_zfbkIlVYqsy6nzw

 

 

 

 

 

 

 


この曲を歌唱しているメンバーは当時の二期生研究生。まだ正規メンバーでは無かったメンバー6人によるユニット曲です。そういった制作背景、曲が持っている物語性や歌詞、そしてパフォーマンスも合わせて楽しむと楽曲の良さはさらに変容していくでしょう。

 

 

 


しかし、もちろんそれらも同時に魅力的であるのは言わずもがなですが、自分の惜しみない高評価の所以はそれらの要素は完全に抜いています。この曲に関しては単純に楽曲単体として聴いたときの良さ、メロディーとアレンジがダイレクトにヒットしてお気に入りの一曲となっているのです。

 

 

 

 

出会いは「乃木坂46フェスティバル」(乃木フェス)というアプリゲーム。2017年11月から配信されている乃木坂の曲を使って遊べるリズムゲームです。『ボーダー』はアプリ配信初期の方からゲームに実装されていました。

 

 

 

 

2015年発売の11枚目シングル『命は美しい』のカップリングとして収録されたこの曲。自分が乃木坂にハマり出したのは2016年あたりで、当時はまだ過去曲を掘り下げて聴いていなかったこともあり、この曲の存在も知らない状態でした。

 

 

 

 

全体的にはエレクトリック調でキラキラ感が印象的。イントロからして近未来を予感させるみような感覚を与えてくれて高揚する。歌唱しているメンバーたちの軽やかで主張しすぎない歌い方(これは乃木坂の全体曲でも言える特徴で好きなポイント)がメロディーを生かしているように思えます。歌無しのインストでも聴きごたえがあります。

 

 

 

 

乃木フェスでは短縮ver.の収録でしたが、この曲はフルで聞くと真価を発揮するように思います。

 

 

 

 

最後のサビ前にソロパートリレーが行われ、今まで歌ってきた6人は、個人ではこんな感じなんです!と、歌声という6色の音色の紹介がここできてはっきりと提示してきてくれるのが熱い。

 

 

 

 

その直後のギターはおそらく曲中での初の生音楽器が発せられたもので、クライマックス前の盛り上げに生かされています。

 

 

 

 

作曲・編曲は中土智博氏。他の楽曲提供だとアニメ・ゲーム・声優界隈が多く、そのへんの音楽も好きな自分が刺さるのはなるほど納得といった感じ。

 

 

 


乃木坂46には他に『偶然を言い訳にして』『でこぴん』『僕が行かなきゃ誰が行くんだ?』を楽曲提供されています。どれも同じ人が書いたのだと作家性が分かる作りです。インストでも聴けると先述しましたが、『でこぴん』のインストver.は乃木フェスのBGMの1曲としても採用されている実績ありです。

 

 

 

 

好きな曲は何度聴いても新鮮な気持ちにさせてくれます。本当に何百回も繰り返し聴いているのに何度聞いても飽きが来ない。自分はサブスク派ですが、おそらく利用ユーザーの中で一番この曲を聴いてるんじゃないでしょうか?それくらいの熱量を持ってリピートし続けている曲です。

 

 

 

 

オリジナルメンバーも全員卒業してますし、このまま披露されることもなく忘れられる曲になってしまうのかなという懸念がずっとあったので、今年3月のバスラで選曲してくれたのは嬉しかったですね。どこかでもっと再評価の流れになってくれないかと期待しています。